箱根観光情報局

箱根観光に関する選び抜かれた情報を提供します。

箱根の混雑時期について

基本的に箱根が大混雑するのは、下記の5つ。

・年末年始
ゴールデンウィーク
・紫陽花シーズンの休日 ※6月下旬から7月上旬前後
・お盆の連休
・紅葉シーズンの休日 ※11月上旬前後

世間一般的に混雑する時期に加えて、
あじさいと紅葉が見頃の時期もかなり混雑します。

混雑時期に行く場合の注意点

登山鉄道が大混雑

道路、登山鉄道、バス、ロープウェーや海賊船など、すべて大混雑となりますが、まずは玄関口の登山鉄道。

登山鉄道はロマンスカーから乗り換える際に長蛇の列となります。なぜなら、ロマンスカーから大量に人が下りるのですが、小さくてかわいい登山鉄道はそんなに人が乗れません(笑)

なので2〜3本、時間にして40〜60分程度待つことになるのですが、待ってる間に次のロマンスカーが到着し、列が伸びていく恐怖・・・

いよいよ乗車となっても、都会の通勤列車ばりの混み具合で、目的地に着くまでに疲労困憊になってしまいます。特にご高齢の方がいる場合、かなり長時間、狭い場所で立ちっぱなしとなるので体力的に厳しいですのでご注意ください。

もちろん道路も大混雑

東京、神奈川方面から来る場合は小田原厚木道路から降りての湯本〜宮ノ下付近、名古屋や山梨方面から来る場合は東名から乙女峠を経由しての仙石原信号機付近でかなり渋滞が発生します。

また、大涌谷の駐車場は間違っても行ってはいけません。大渋滞、かつUターンができないので絶望します。

バスも同じ

道路が混んでいるのでバスも駄目ですが、混雑時期ピークとなるとそもそもバスに乗れません。滅多にないと思いますが、芦ノ湖湖畔から旧街道を経由して湯本駅へ向かうバスに、ゴールデンウィークに乗車しようとしたところ、乗車できないほど混雑し1~2本待ちました。

なおかつ、湯本駅まで箱根の旧街道の激坂をひたすら立って吊革を握りしめるという苦行を行なった上で帰宅するという、疲れに行くだけの旅行を一度経験したことがあるのでご注意ください。

混雑時期に箱根を楽しむ技

とまぁ、かなり混むのですが回避策が一つあります。

湯本で宿をとり、湯本で観光し、移動しないこと!
そして、あじさい列車は昼ではなく、完全予約制の夜に乗る!

そうすると大混雑に巻き込まれることなく、ピーク時期にも幸せな箱根観光ができますよ。

湯本までなら電車で行けるので、すべて予約することができ、かつ渋滞に巻き込まれることもありません。

混雑時期ではない休日は比較的空いている

混雑時期以外の土日も慢性的に渋滞していますが、ちょっと待つ、少し混んでいる程度なので安心してください。渋滞は多くても1時間前後で、登山電車も待たずに乗れることが多いと思います。

ただし、最も混み合う12時から15時前後の時間帯に、国道1号線を通ることはなるべく避けた方が快適な旅になります。

なお、平日は基本的にピーク時期でもガラガラです。どうしても秋の紅葉をドライブしながら見たい!なんて時は有給を使って平日にGO!

昔話 - 20年以上前はもっと混雑していた

私の子供時代の話になりますが、あの頃の渋滞はさらに激しかった。

小田原厚木道路の終点から箱根新道までが現在のように直通されておらず、小田原厚木道路の分岐点1km手前から宮ノ下まで渋滞していることもありました。

全く車が動かず、芦ノ湖畔で食べようとしていたお弁当を、分岐の右カーブで、祖父母含めて家族で食べたのが良い思い出です。その時は、湯本を過ぎたあたりから車が動き出したので、2~3時間ぐらい渋滞に捕まった記憶があります。

小田原厚木道路から箱根新道まで直通でいけるようになり、あの辺の渋滞も以前と比べるとだいぶ緩和されてきました。

つい最近も伊豆で渋滞に巻き込まれましたが、Google Mapで抜け道を探してもらいショートカットすることで一気に渋滞を抜けて気持ち良かったことがあります。どんどん便利になる道路、どんどん便利になるIT、20数年前の渋滞とお弁当が懐かしいなぁと思った今日この頃。

あえて、渋滞にはまって、家族のんびり会話を楽しむのも、たまにはいいかもしれませんね。