箱根の混雑期は混み過ぎ!!旅を楽しむ3つの混雑回避スキル
このページでお伝えするのは、次の3つのポイントです。
≪混雑期は公共の交通機関は利用しない≫
≪混雑期は自家用車を利用する≫
≪車がない場合はバスツアーを利用する≫
混雑期、例えば、ゴールデンウィーク、あじさいや紅葉時期の土日祝日、お盆
の箱根は電車や道路はごった返すという状況です。
箱根登山鉄道は湯本駅でロマンスカーから乗り換える際に長蛇の列となり、
本数が少ないこともあって、1時間程度待たされることもあります。
1時間ほど待って乗る登山鉄道も、まさに都会の通勤列車状態。
ぎゅうぎゅう詰めです。
基本的に電車組は女性や高齢者の方が多いですが、
比較的体力のある私でも辛いと感じる状況でした。
そんな状況の中、箱根登山鉄道から見える景色を楽しむこともできず、
ノンビリ上がっていくのが情緒ある登山鉄道に、
「早く強羅に着いて!」と懇願する私。
「来る時期を間違えた。」
「もう電車で箱根に来るのはやめよう。」
このような失敗をして欲しくないために、この記事を書いています。
ずばり、超混雑期の箱根の≪混雑回避≫は下記の3つがポイント!
①極力、電車は避ける。
どうしても電車を使う場合は湯本着が8時台になるようにする。
②自家用車で箱根に行く。
③車がない場合は、バスツアーを利用する。
※①は繰り返しになるので、②から読んで下さっても問題ありません。
①について、
混雑期にはロマンスカーは避けた方がいいです。
なぜなら、箱根登山鉄道に乗れないから。
上にも書いたように、乗るまでに1時間弱ほど待つことに加えて、
乗車中は都会の通勤ラッシュを疑似体験することになります。
また、箱根登山鉄道以外の交通機関も混雑していることが多く、
移動にかなりの体力を使うことになってしまいます。
芦ノ湖から湯本行きのバスも2本待った上に座れず、
旧街道の曲がりくねった道をつり革を握って必死に耐えました。
バスですら辛いのだから、本当に江戸時代に生まれなくてよかった。
歩いたら死ぬんじゃないだろうか。
※最近は旧街道のハイキングツアーや自転車でのヒルクライムが人気です。
私もコンパクトクランクで挑みましたが・・・
どうしても電車などの公共交通機関で箱根を周りたい場合、
比較的空いている朝早くか、夕方以降に箱根を訪れることをおすすめします。
≪混雑期は公共の交通機関は利用しない≫ことがまず第一のポイントです。
②について、
混雑期には車で箱根に来ましょう。
なぜなら、自家用車ならば渋滞回避が可能です。
多少混んでいても、座席に座って、景色を眺めていられるのは素晴らしい!
自家用車に関しては、
湯本方面から来る場合、
一番の渋滞ポイントの湯本~宮ノ下間の国道一号線を避けて、
旧街道から芦ノ湖に抜けることができれば、
それほど混雑はしていません。
旧街道から入ってくると、芦ノ湖畔手前の信号で混雑していますが、
30分もしないで抜けられると思います。
上記の旧街道を通れば空いているというのは旅館のブログや他サイトでも
多々ある記述なのですが、私がおすすめするのは箱根新道を使うルート。
元箱根から少し離れた場所に出口があるのですが、
旧街道よりも道幅がかなり広く、圧倒的に走りやすいです。
また、GWなどの本当のピーク時には旧街道の信号で大渋滞する
なんてこともありますので、こちらのルートをお勧めします。
御殿場方面から来る場合、
乙女峠を抜けてすぐの仙石原の信号で渋滞することが多いのです。
Google Mapの渋滞状況などで、どの時間帯に混雑するのかを
旅行前に把握しておき、その時間をずらせばこの渋滞は回避できるはず。
あとは、夕方頃一斉に宿に向かうと思うので、
夕方前にチェックインしてしまうことも肝心です。
また、観光客が集中する場所、
ユネッサンや大涌谷に車で行くことは避けた方がいいでしょう。
そういう場所に行くならば、予め駐車場が確保されている
バスツアーを利用してしまう方が安全と言えます。
混雑期の箱根は、観光スポットを巡るというよりも、
紅葉などの景色と宿、温泉を楽しむという旅がおすすめです。
≪混雑期は自家用車を利用する≫が第二のポイントです。
③について、
車がない人はもちろん、車がある人にもおすすめなのが、バスツアー。
バスツアーでも渋滞に巻き込まれることはありますが、
渋滞に巻き込まれた時こそバスツアーの真髄を見ることが出来ます。
バスツアーの楽しみの一つは添乗員さんによる観光地の紹介や詳細な説明、
また、歌うなどのイベントなど車内で楽しめることです。
渋滞中でも飽きることなく、その時間を楽しむことが出来ます。
また、渋滞するのは、箱根でも景色が楽しめる「箱根駅伝」の走行ルート
なので、仮にそのようなイベントがなくても楽しめます。
通勤ラッシュ状態のぎゅうぎゅう詰めの箱根登山鉄道で死ぬ思いを
しているぐらいなら、自分の席が確実にあるバスツアーの方が断然、
100倍おすすめです。
また、バスツアーならば、事前にツアー会社が訪問先と提携しているので、
駐車場に並んだり、入場チケットを買うために並ぶ必要もありません。
普通に旅をしているだけでは出会うことのできない魅力に触れるためにも、
混雑期にはバスツアーで箱根を訪れてみることを提案してみたいです。
≪バスツアーを利用する≫が第三のポイントです。
バスツアーと言えば、はとバスですが、
箱根に関するツアーも豊富なので覘いてみてください。
http://www.hatobus.co.jp/index.html
以上、3つのポイントを並べてみました。
混雑回避というよりも、混雑によるデメリットを緩和し、
混雑している中でどうやって楽しむかの方に若干寄ってしまいました。
実際に、あじさいシーズン真っただ中に箱根を訪れた際の体験記は
下に書いておきましたので、興味のある方は読んでみてくださいね。
●箱根で地獄を味わった話@2012年6月頃
先日、週末にロマンスカーで箱根を訪れ、
箱根フリーパス片手に湯本、強羅、仙石原、大涌谷、芦ノ湖・・・
とあじさいを堪能すべく箱根全体を周遊してきました。
今回は、初めて箱根を訪れる方が一緒だったため箱根全体です。
しかし!これがトンデモナイ誤算だったのです・・・
まず、驚いたのはロマンスカーで到着した箱根湯本駅での大行列。
ロマンスカーは満席状態だったのですが、
降車した人のほとんどがそのまま箱根登山鉄道へ乗り換えるため、
ディズニーランドのアトラクション待ちのような列が乗車口にできていました。
もちろん1本目に到着した電車にはとても乗れず、
ホームすら見えない場所で長い時間並んでいたのであります。
私は3本目の電車にやっと乗ることができました。
1本10~15分間隔なので、30~45分も並んでいたことになります。
しかも、登山鉄道は観光客で埋め尽くされ都心の通勤ラッシュ状態。
運よく私たちは座席を確保することが出来たのですが、
座れなかった方々は強羅までの40分ほどギュウギュウ詰めです。
非日常を求める旅で、
日常の強化バージョンの光景が目の前に繰り広げられていました。
何よりご高齢の方々が多いので途中で席をゆずり、ちょっといい人気分。
それは置いといて・・・
これではアジサイなんか見てる場合ではなく、手すりやつり革を握るのに必死。
土曜日に2回、日曜日に1回乗車したのですが、すべて通勤ラッシュ状態でした。
しかも、あじさいも枯れつつあり、
まさに通勤ラッシュにうんざりする自分の姿とダブり・・・
あじさいよ!
人間も頑張ってるんだから、お前もガンバレ!
と心の中で叫んでいました。
のんびりとあじさいを見に来たのに、なぜか仕事よりも頑張る私。
その後、強羅駅で箱根ケーブルカーに乗り換えようとするも、
またしてもキツキツの満員電車。
強羅駅のホームが歩けないほど人で埋め尽くされておりました。
やっとの思いで比較的空いているロープウェイ、遊覧船に乗り込み元箱根に到着。
しかし、湯本に行くためのバスがもはや都心の通勤ラッシュ時より酷い(汗)
必死につり革につかまりながら、
旧街道の曲がりくねった道に体を持っていかれないよう踏ん張っていました。
せめて箱根新道を通る便にすればよかった。
そんなことを考えながら、湯本駅にバスが到着した時の安堵感が一番の旅の思い出。
やっと解放された!
という安らぎを求めてきた旅と正反対の感想を連れといい合うことに。
宿の心温まるおもてなしと美味しいお土産だけが私たちの心を癒してくれました。
もう混雑期に箱根に電車で訪れるのは辞めよう。
それにしても、初めて箱根を訪れた人の感想が、「もう箱根はいいかな。」
となってしまったので、それでは駄目だと、
2回目の箱根に後日強制連行しました(笑)